タイトルのそままの本「ボケの8割は、「水・便・メシ・運動」で治る」を読みました。
この本の著者は、身体障害者センターに勤務の後、整形外科やリハビリテーション医学を研修、1991年には日本医科大学リハビリテーション大学教授となり、その間特別養護老人ホームや在宅高齢者ケア全般に関わり、その道のプロとしてずっと研究してきた人です。
はじめて行った施設では、オムツをされた寝たきりのお年寄りであふれる状態だった。そして著者の「オムツ外し運動」が始まるわけです。
その結果、10年ほどかかり都内の特別養護老人ホームで6割ほどを占めていたオムツ介護をすべて「オムツゼロ」にすることが出来たそうです。
そして次は「認知症の改善」に取り組みます。
あるきっかけから、お年寄りのさまざまな問題は水分欠如が原因ではないか?
こう考え、実践と理論探しを繰り返し、水を飲ませるだけで認知症が良くなることを確信します。
認知症の8割は治せる?
ペットボトル1本(500CC)の水分が足りないだけで意識障害が起こるそうです。
これは認知症の人でも健康な人でも同様。
熱中症がいい例ですね。熱中症とは分かりやすくいえば「脱水による意識障害」。
水分減少率 | 何が起こるか |
1~2% | 疲労感、イライラ、頭がぼんやりっする、覚醒レベルが低下 |
3% | 血液循環が悪くなり、脳こうそくなどが起こりやすくなる |
5% | 体の自由がきかなくなる |
7% | 幻覚、幻聴、意識混濁が起こる |
10% | 死に至る |
体内の水分量は65歳以上だと体重の50%(幼児は体重の70%、65歳までの成人は体重の60%)。
老人の場合、体重50kgの人なら500CC足りないだけで頭がぼんやりするんです!!
血液循環が低下し、血液もドロドロになり脳梗塞の危険もあり。
著書では、体内の水分が足りない事で意識がおかしくなり、問題行動や異常行動を起こすようになる。これが認知症の主たる要因!!と言いきってます。
もちろん、脳の状態と認知症がなんらかの関係を持ってる事も間違いないけれど、あくまでも脳の状態は認知症のひとつの要因に過ぎないんだそうですよ。
うーん、考えさせられます。
と言うか、水分さえ適量に飲めていれば、今の母のぼーっとした状態や、やる気のなさ、父の怒りっぽさ、両親共々の頻尿などが改善するというのなら、水分を飲まない手はありませんね。
タダで今すぐ出来る事なんだから、やってみて損はないです。
意識のレベルを上げるには水分しかない!!
祖母、母と続いて、私も認知症になる可能性が高いので、水分の摂取をしっかりやっていこうと思いました^^;;
その他認知症予防に重要なこと
- 介護の現場で言われているのが、「認知症に便秘は大敵」(便通は気分と強く繋がっている)
- 歩く距離が少ないと認知症発症率が1.8倍に
- 水分が足りないと夜つくられる尿が増えてしまう!
- 1日1500CCの水を飲む。飲み物であればカフェイン入りでもOk。飲むことを楽しみながら!(アルコールはもちろんNG)
- 噛むこと、赤みの肉を取ることを意識し、1日1500kカロリーを摂取する
- 肥満と歯周病は認知症と関係している
頻尿の両親が水分を取ることを嫌う
先日父が、おしっこが濃い黄色で眩暈もする。体調が悪い。なとと言って検査してもらったらなーんの問題も無しでした^^;;
尿が濃い黄色だったら水分不足なんじゃない?って言ったんだけど、水分は取ってるからと。
まあ介護疲れもあったと思うけど、水分不足が疑われるわ。
母にも水分を飲ませてるんだけど、全然飲まなくて最後には怒り出す始末。水分取ってるからうるさく言うな!とのことだけど、父に確認しても1日にペットボトル500ccぐらいしか飲んてないだろうってこと。
かなりの水分不足じゃないか!!
二人とも普段から夜に頻尿になるので水分はなるべく控えたいタイプの人間だったので、逆効果なんだよ!と言っても全然聞かないんだよ。
この本には上記に書いたことが、詳し~く分かりやすく書いてあるので、まずは父に読んでもらってから母にも水分の必要性を2人で訴えていけたらいいなと作戦を立ててます。
⇒ボケの8割は、「水・便・メシ・運動」で治る Amazon(送料無料)
⇒ボケの8割は「水・便・メシ・運動」で治る 楽天Books(送料無料)