7月中旬からスタートしたデイケア&デイサービス見学。
結局、デイケア1施設、デイサービス3施設を見学させてもらいました。
特にデイサービスはものすごくたくさんいろんな施設があるのである程度厳選したんです。
希望は「広々としていて清潔感がある」施設。
デイサービスはこじんまりしているところが多くて「広々と」の希望だけでかなり候補が絞られました。
その中でコレはいいなと思ったデイサービスがあったんです。
スタッフも利用者も活発な雰囲気
まず3つのデイサービス施設を比べてみてもハッキリした違いがありました。
今回私と父が最終的に選んだデイサービス施設では、スタッフが元気で若め。利用者にどんどん声掛けをしていたこと。
他の二つの施設は、以前書いたように、「家に置けない老人の居場所を提供」のイメージだったけど、この施設は違っていて、いかに利用者を楽しませようか、また楽しむだけじゃなくレクリエーションを通じて頭や体の体操をしよう!という施設の考え?想い?が伝わってくる感じだったんです。
例えば他の2つの施設は、午前中はお風呂利用する人は順番にお風呂に呼ばれるけど、それ以外は基本席でぼーっとするか机に置かれた塗り絵やクイズをして時間をつぶしていました。
広いスペースじゃないので自由に動くことも出来ずに、席にぼーっと座っている姿をみて、なんだかな~と思ったものです。
まあ認知症の人だったら仕方ないのかなとも思うけど、頭は比較的しっかりしている母には時間を持て余しそう。
スタッフも午前中はお風呂が忙しいからか、利用者に声をかけることもなく笑顔もなく、活気があるとは思えませんでした。
一方、今回いいなと思った施設は、お風呂以外の人はみんなで集まって輪になって、座っても出来る簡単なストレッチから始まり、ボールを使った遊びやクイズなどを楽しんでます。
中心にいたのは元気のいい男性スタッフ。その周りに2.3人の女性スタッフがいて利用者さんに声掛けをしていました。
スタッフの中で、どうみても中学生?高校生?って子がいで、案内してくれた施設の人に聞いたら、学校の職業体験にも指定されているし、介護学校?の研修の子も頻繁にくるのだそう。
ベテランと違ってグイグイ話しかけて楽しませることは出来ないものの、孫のような世代の若い子がいるのは良い刺激じゃないかな~と思いました。
施設見学は3つとも午前中だったので昼食や午後からの雰囲気は比べられないけど、きっとこの施設は利用者さんの事を考えてアレコレしてくれるだろうなって。安心できました^^
利用者が居心地のいいと思える施設を選ぶのが肝心
そんなこんなで退院した後に母に1日体験にいってもらうことにしました。
結果は・・・
いろんなことをして楽しかった。カラオケもやった。と、楽しかったことも多かったものの、やはり長時間だったので疲れたそうです^^;;
この施設は利用者だけじゃなく介護者による希望も聞いてくれます。
父は母の体験の時間を、朝早く夕方はゆっくりで返してくださいと言ったもんだから、家に帰りついたのは17時半近くになってから。
朝8時50分に家を出てからずっと母は施設にいてあれやこれややっていたことになります^^;;
リハビリ病院に入院していた時も、合計で1日3時間のリハビリ以外はベッドに寝てるか車いすで短時間座ってるかぐらいだったので、いきなりそんな長時間じゃあ疲れるのも当たり前。
正式にこの施設に決定したら、始めは時間を短くして徐々に慣れてもらった方がいいかな。
肝心なのは、利用者である母が居心地がいいかなので、例えばみんなでワイワイするのは疲れるタイプ。静かに本を読んだりぼーっとしたりしていたいという利用者もいると思う。そういった人には他の2つの施設のような放置型のデイサービスがおススメです。
放置型と言っても、1日の利用時間の中で30分ぐらいは集団でのレクリエーションがあるのが普通なので、それぐらいは参加してもらって、あとは比較的放置してくれるところの方がむしろ多い気がします。
母はスタッフさん達と楽しく過ごすのが好きだし、失語症のリハビリにもなるので、どんどん輪に入ってたくさん話して楽しんでもらいたいな^^