実母(79歳)の脳卒中からの介護記録です。(脳内出血発症から43日目)
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リハビリ病院10日目
ここ最近の母はなかなか調子良くて、言葉もだいぶ分かりやすく、まともな会話にもなってきた。
体調も悪くないようで、よく笑うし、よく話すし、このまま元気になってくれれば嬉しいなと思っていた。
けど、今日はまた疲れが出てるらしく、ぐったりしたいて、話す事もあれ?という事が多かった。
携帯に私の電話番号が入ってないのでかけられないとか、「携帯はジィジが持ってるよ!まだ携帯使えないんだよ!」といっても、急にかける用事があるときに番号が無いのでかけられない。と言い続けてた。
なんだか今日は調子悪いのかなーと思っていたら、夜に父から電話が!嫌な予感がして電話を取ると、母がベッドから落ちて病院から電話がかかってきたとの事。
ドキドキしながら電話を取ったので、ベッドから落ちたぐらいで良かったと胸を撫で下ろしたけど、打ち所が悪ければ大変な事になっていただろう。
幸い、本人も特に痛みを訴えてる事もなく、腰のレントゲンなども撮ったらしいけど問題なし。麻痺の左半身も特に問題なし。本当に良かった。
実は今日、面会に行った時に1番はじめに気づいたのが、母のベッドの柵が4点から3点に変わっていた事。
ベッド近くにあるボードを見ると、今まではベッド柵4点と書いてあった所、3点と変更されている。
ちなみに厚生労働省では、「ベットの周囲を柵などで完全に囲んだり、高い柵を使用するなどして自分では降りられないようにする。」ことも身体拘束に当たるとしているので、病院側もなるべく4点柵(完全にベッドを囲う)はしたくないんだと思います。
でもまだ母には3点柵は早いだろう。と思い、看護師さんに聞きに行った。そしたら、そんなに動きも激しくないし、今後は3点で進める事になった。と言うので、本当に大丈夫ですか?心配なんですけど・・・と言ったら、夜の巡回でよく見ますから大丈夫ですよ!と。
そうか、そこまで言うなら任せよう。
そしてその10分後ぐらいに、今度は別の看護師さんが来て、ベッドにセンサーを付けていいか聞いてきた。ベッド上の体重移動?でナースコールが鳴るみたいで、これを付けていれば、ベッドから出ようとしてもすぐに分かるので。と。
その時に、拘束ベルトなどはしないけど・・・と言うような事も言っていたので、そこまでベッドから降りようとしてるなら、4点柵のままにしてくれればいいのに何でだろう?と疑問に思うも、センサーが付いていれば安心だしなと思い直したんです。
ただ、その後に娘と車椅子で廊下を散策した帰りにベッドに移乗してくれた看護師さんが、センサーのスイッチを入れるのを忘れていたので、スイッチ入れなくていいんですか?と声を掛けると「あ、そうですね!ごめんなさい。」と言う。一抹の不安が。
最近の母は元気になってきてるからか、自分が動けると勘違いしてる節がある。
先日も、歯磨きしたいと言うから洗面台前に車椅子を押して行ったら、素早くコップに水を入れて口に含み、ぶくぶくやり始めたと思ったら、そのまま水を自分の足に吐き出した!!
おい!洗面台に身を乗り出せないなら、うがいなんてするんじゃないよ〜。とツッコミかけたが、本人が自分のした事に少なからずショックを受けてる風だったので、あーあ、濡れちゃったね。ぐらいでやめておいた。
左半側空間無視なので、一瞬自分が普通に出来ると思っちゃうんだろうな。
それにしても、ベッドから降りようとしたのはやはりショックではある。
今日母の様子がおかしかったから、また急性期病院に居た時のように、お葬式に行かなきゃとか勝手に妄想してベッドから出ようとしたのかな!?
あと、重大なミスをこちらでもしているんです。
夕食後ぐらいに近所の夫婦が面会に来てくれたらしく、食堂からベッドに車椅子で押してくれて、旦那さんが移乗までしてくれちゃったそうなの。
それ自体は特に問題なかったのだろうけど、センサーを入れると言うことを知ってるはずもなく、その夫婦が帰った後すぐに、母はベッドから落ちたらしいのです。
面会の人はよく分かってないので、軽く考えてるんだろうな。
リハビリ病院に来てからも、病室で母にジュースを飲ませてた友人が居たらしく、その友人は看護師さんに怒られたみたい。まさかトロミたっぷり付けてないと飲ませれらないって知る由もないだろうし、母自身が平気だと言ったと思うの。
まだ飲み物だったから良かったけど、食べ物を何も知らずに与えられたらと思うととても怖い。母も自分の状況をよく分かってないので、平気で欲しがるからね。
もう、せっかく落ち着いてきたかなーと思っていたら、まだまだそうじゃなかったのを思い知らされた感じ。不安なことが多くて、先が思いやられるわー。