親の介護(脳内出血)

79歳の母、脳内出血発症から1週間の記録

投稿日:

実母(79歳)の脳卒中からの介護記録です。

脳内出血発症から1週間の記録を当時のメモを頼りにざっくり書いていきます。

入院1日目

ICUに入っているので面会時間が限られてます。午後の30分と、夜の30分。短いです。

■午後の面会の様子
熱が高いとの事。まだウトウトしてて覚醒が良くない状態。でも話は分かるようで、頷く事は出来てる。話が分かるだけでもほっとする。

■夜の面会の様子
旦那と一緒に行く。娘が書いた絵を持って行ったら、看護師さんがベッド脇に貼ってくれた。それを見て、可愛いと言った!!

脳内出血で入院中

娘の事分かるんだ!可愛いって単語が言えるんだ!と感動。良かった。そこまで言葉に関しては重症じゃないのかも。

熱が辛そうで、始終頭に手を当てていた。

入院2日目

この週は半年に1回ある派遣の単発お仕事週間で、日中の面会は父に任せ、私は夜から面会に行きました。

娘の絵をまた持って行く。折り紙で作った腕輪も。でも今日はあまり反応せず。それより頭が痛い、寒いと連呼。また熱が上がってくるようだ。

入院3日目

娘がバァバに会いたい、ママ達ばかり病院行けてずるいとうるさいので、バァバの写真を撮ってくると約束。

母にそれを話し、写真を撮っていいかと聞くと、良いと言うので、「はい、チーズ!」とスマホを向けたら、動く方の右手を上にあげてピースサインを作ってくれた(笑)

脳内出血で入院中

こんな状況でも、写真では元気な姿を孫に見せたいと思っているのだろうか?

明日の予定を言って帰ろうとした時に、来てくれるのが楽しみ・・・と言った気がした。回復してきてる!?

入院4日目

日中の面会では、昼はゼリーを少し食べたらしいと父が教えてくれた。熱は上がったり下がったり。

夜の面会では起きていて、私を見てここぞとばかりに訴えてきた。頭が痛い、腰が痛い、タオルが欲しい。

少し話せるようになったので、自分の要望が言えるようになった。それは良かったけど・・・。

熱があるので冷たいタオルを看護師さんが持ってきたら、これじゃなく熱いタオルがいい?みたいな事を言うので、今度は熱いタオルを持ってくると、また違うみたいで・・・。

ちょっと自分でも混乱してる感じ。

最後にまだ「タオル~」と言ってるので、冷えてきてちょうど良くなったタオルを渡したらやっと納得してくれた。それを自分で頭に乗せる。

時間がきたので(タオル)気をつけてね!と声を掛けて帰ってきたが、タオルが口元まで落ちて呼吸が苦しくならないか、窒息とかしたら大変だわと思い出したら寝れなくなってしまい、夜中も頻繁に起きてはスマホの着歴確認してました(心配しすぎw)

それにしても娘の絵が裏返しになっていたのが気にかかる。誰か絵を張る事を快く思ってない人がいるのかな?

入院5日目

日中は父がお見舞いに行けたけど、 夜は私がダウン。

単発派遣最後の日で長時間労働だったので、終わってから娘を幼稚園に迎えに行って、夕食用意して娘をお風呂に入れたら私がグッタリしてしまい、夜の面会はサボる事にしました。

今私が倒れたら大惨事。母には悪いけど、今夜は休ませてもらいます^^;;

入院6日目

単発派遣のお仕事が昨日で終了したので、久しぶりの昼の面会。父と一緒。

今日は入院してから初めての主治医からの説明がある日なので、ママ友に娘のお迎えと英語教室の送迎を頼み、父、旦那、私の3人で話を聞く事が出来ました。

昼の面会の様子

今までになく覚醒してきたけど、逆に認知症なの?と言う印象を受けた。

口に指を持っていき赤ちゃんみたいな仕草を繰り返したり、隣のベッドからの声に突然爆笑し始めたり、壁の方を指差してしきりに何かを訴えたり。どこかがへん。

私がそう言っても父はそうかな?とわからないみたい。父鈍感過ぎだわ。

熱は37.8度前後。今日は熱が無ければ機械浴?の予定だったんですよ、と看護師さん。

昼にはゼリーと刻み食を食べたとの事。誤嚥性肺炎大丈夫なのかしら。心配だわ。

ベット横に貼っていた娘の絵3枚と腕輪がすべて取り外されていた。しかも乱暴に取り外したみたいで、絵がしわしわになってる。取った腕輪が1つ下に落ちていて踏まれて潰れていた。悲しい・・・。

夜の面会の様子

夜の面会は旦那と。旦那は自分の病気の関係で本日会社はお休みだったので、たまたま先生の話が聞ける日に一緒にいられたので心強い。父じゃ話を右から左にスルーするし、私も近頃忘れっぽいのでまともな人がいるのは助かる。(先生の話はまた別ページで書こうと思います)

夜の面会では、昼より明らかにハッキリしてて、ボケ感もそこまで感じない。

「実家の近所のボランティア介護をしているHさんがとても心配している。お世話もさせて頂くので心配しないで!」と言っていたと話したら、頷いた後思い出したように、「Iさん大丈夫?」と聞いてきた。

Iさんとは、これまた近所の人で、正月3日に脳卒中で倒れて入院中なんです。母も当初はかなり心配していて、落ち着いたらお見舞いに行かなくちゃ・・・なんて話してたんですよね。

まさか自分も同じ病気で入院しようとは思いもよらなかったと思う。

そのIさんは、母より発見も遅く重症のようで、まだ意識が不安定だと聞きました。そのように伝えると、自分より重いんだね・・・的な感じの事をつぶやいてました。

昼に認知症を疑ったけど、夜は至って普通な会話が出来てる!やはりまだ安定してないから波があるのは仕方ないんだな。

母は自分が倒れた時の状況も分かっていて、私が代弁したら、ウンウンと深く頷き、「急に手が動かなくなった、怖かった」と言うような事を言ってた。

母が倒れた時の事は母本人にしか分からなかったので、初めは手の麻痺から来たんだなってことが分かりました。

その後、たわいのない話を私がしてたら、おもむろに鼻くそをほじりだして、その手をまた壁の方に差し出し始めた。

私はその不思議な行動を見たくなくて、母に「鼻くそ付けようとしたでしょ。私に鼻くそを!!嫌だよ〜」と冗談っぽく言ったら、笑ってた。何度も何度も笑ってた。平和なひと時。

やはり「笑い」は良い。私も笑顔でいよう。母にも笑う機会をたくさん作ろうと心に誓った。

しかし壁の方になにが見えるんだろう。

今日は夕食はおかずをよく食べ、ご飯は残したとこのと。おかゆまずいと言っていた。

聞き取れない事の方が多いけど、初めに比べたら文章も話せるようになってきてる。

失語症ではないのかな?失語症的には軽いのかな?

それにしても腰が痛そうで可哀相。さすがにずっと寝たきりは辛いだろう。

少し前に同じ思いをした旦那が、帰りに看護師さんに、湿布を処方出来ないか聞いていた。処方されて少しでも痛みが軽減されるといいのだけど・・・。

怒涛の一週間でした

一週間の母の記録をざっと書きましたが、この一週間はもう本当に大変で、まず私の精神的な部分が安定せず、熟睡も出来なくてふらふらしてました。

眠いのに脳卒中関連の事をネットで調べたり、体験談のブログを読んだり。

そんな状態でも娘は毎日幼稚園に行くので、幼稚園の送迎とお弁当作りに加えて、日中は単発派遣があり、その間にも幼稚園の卒対(卒園対策委員)のお仕事があったり、娘の習い事の送迎したり。

夜の面会に行くために、娘と一緒に18時前にはお風呂に入り、泊まりに来ている父と娘の夕食を作り、食べさせたら私だけ病院へ。

自分でもよく乗り切ったと思います。

私は単発派遣で1週間だけだったけど、これが普通にお仕事しながら子育てして身内の介護してる人もたくさんいると思う。本当に大変だと思います。

体を壊さないように気を付けないと・・・と、つくづく思いました。

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