実母(79歳)の脳卒中からの介護記録です。
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リハビリ病院3日目
今日はひな祭り。娘を連れて母のところに行ってきました。
母は今日はもう泣かなかったけど、とっても喜んでた。やはり孫は可愛いんだなー。
エレベーターホールで10分程話して、娘はパパと実家へ。
私は母を病室に連れて行こうと戻りかけたら、食堂で何やらみんながワイワイやってる。どうやら漢字カルタを2テーブルでやってるらしい。
看護師さんに誘ってもらって母も参加する事にした。しかし全然分からない。私が。魚の名前の漢字なんか全然分からんよー。
1テーブル8人ぐらいでやっていて、みんな車椅子。カルタまで身を乗り出せない人はチラシを丸めて棒にして手に持っている。
母も棒を渡されたけど、本人何をやってるのか分かってない様子。周りは大盛り上がりしてる。特に漢字博士と呼ばれるお爺ちゃんは、難しい漢字もどんどん当ててるー。凄い!!
10分ぐらいその場に居たけど、「頭が痛い横になりたい」と母が言ったので、看護師さんに頼みベッドに連れて行ってもらった。
その後もみんなでワイワイ。ベッドにいても歓声が聞こえる。看護師さん、ヘルパーさん、患者さん、みんなで楽しそう。
15時からリハビリとの事で、20分ぐらいを母と雑談して過ごす。
母はずっと怖い夢?幻覚?を見てるみたいで、異国の港町で外人の家政婦がいて、日本に帰りたくても帰れない。怖くて怖くて・・・なんたらかんたら。一緒懸命訴えている。半分も聞き取れなかったけど、母にとっては凄く怖い事らしい。
「頭の中がおかしいの。ぐるぐるしてる。」そんな事も言っていた。
でも2人でゆっくり話すとよく分かる。今までよりだいぶ落ち着いてる気がする。自分の状況が分かってる感じ。このリハビリ病院に来てからの変化かな。お友達も来て話せるからか、どこか遠い所に行ってる風もない。
理学療法士さんのリハビリに立ち合い
あれこれ話していると、理学療法士のお姉さんがやってきた。
まず血圧を測る。140以上の時はリハビリしてはダメだと言われているそう。母はその時108だった。
まだ出血の可能性があるので、激しいリハビリではなくベッドの上でやってるらしい。
今日は主に左手のリハビリ。左手を意識させる事から始まり、マッサージや自分で動かすよう仕向けたり、左向きに倒してみたり。あれこれやってくれていた。
今まで理学療法士のリハビリに何度か立ち合った事があるが、マッサージなどはなく、装具を着けて立たせたり、車椅子に乗って座る練習したりだけだった。左手を動かしたりしてるのをみた事がない。
母の左手は痺れがあるみたいで、動かすと痛がる。ずっと固まっていたんだからね。これからリハビリで少しでも動くようになればいいのだけどね。
どこのリハビリ病院も同じなのかな。ここの病院は今の所居心地がいい。ブザーを鳴らせばすぐ来てくれるし、質問すると120%の回答をしてくれる。
ただ今日1人だけ親切で美人な看護師さんが母のトイレの介助をしてくれた際に、立たせる時に下手すぎて、母を抱えたまま2人で転倒寸前になった。
私ももちろん母もびっくり。どうにか転倒は免れたけど、麻痺の足もあるし、骨折などしたらとんでもない事だ。ベッドから車椅子へ移乗するだけの事で転倒しそうになったのを見るのは初めて。何度も謝っていたけど、謝って済む問題ではない。
帰って来た時も、ベッドへ移す時にやはり手際の悪さがあった。母も、足が動かないから・・・と自ら申告している。
介助で転倒しかかってるのを初めて見て、こういったリスクも今後はあるんだなと思う。
どうかこれからも事故などありませんように。