実母(79歳)の脳卒中からの介護記録です。
発症からの記録はコチラから⇒親の介護(脳内出血)
入院23日目
父との面会の時、また母は怒ったみたいです。座りたいと言い出して、父が車椅子を押して散歩したのに散歩しながら文句を言われたらしい^^;;
私が夕方行った時は、初めて言語聴覚士のリハビリが終わった所だった。初めて会ったのでお互い挨拶をし、母の状態を聞いてみた。
失語症に関しては、前より文章も話すようになってるし聞き取りやすくなってる。良くなってると言ってもらえました。
あと左半側空間無視も、以前より明らかに良くなってるようです。ICUに居た時は左から話しかけても右側を探していたらしいけど、今は左から話しかけても左側をちゃんと向く。
食べる方は、まだ固形物がうまく飲み込めずに口の中でためてしまうので、流動食で様子を見ている状態だそう。
歯ブラシの練習をしたけど、距離感が上手につかめないので口の中に入れられない。これは何度も練習して出来るようにしていくとのこと。
「ご家族の希望を伺ってリハビリに生かすようにしたいので何かありますか?」と聞かれたので、出来れば右手で食事や歯磨きが出来るようになってほしいこと。車椅子に自分で乗れるようになること。少しでもスムーズに話せるようになること。トイレに行けるようになること。などなど、希望を沢山言ってしまいました。笑
この言語聴覚士の人がリーダーのようだったので、気になっていた母の認知症の進み具合を聞いてみたら、認知症の症状だとは思っていないと言われました。
脳卒中を起こした人は、感情のコントロールが出来ずらくなり、ちょっとしたことで泣いたり笑ったり怒ったりしやすくなる。これは最後まで残りやすい障害だそうです。
あと集中力も低くなるので、話していても途中で別の事を言ったり、他の事が気になってしまう。別の所で話しているのに、返事をしてしまうなどもそうだと言ってました。
そう言った独特の症状はあるけど、物忘れなど記憶障害は特に無いので私たちは認知症だとは思ってませんと言ってました。(ほっとした瞬間です)
そうこうしてるうちに、今度は理学療法士のいつものお姉さんがリハビリにやって来ました。今日はふたコマ続けてやるみたい。母の体力は持つのかな?
私はまだ言語聴覚士の方と話があり、母と理学療法士のお姉さんは2人で先にトイレに行く事になり、話し終わってトイレに行くと、ちょうど2人がトイレから出てくるところだった。
前のこともあったから、母の様子を伺っていると、頭を抑えて、「バカだから…バカだから…」となにか言ってる。どうしたの?と聞くと、「バカだから覚えられない。トイレ難しい。」みたいな事を言ってる。お姉さんにどうかしたんですか?と聞くと曖昧に笑ってるだけ。
私は母に、「仕方がないよ。まだこれから練習して上手になって行くだよ。急がなくて大丈夫だよ。」と伝えました。
トイレの密室で一体何が起こってるのかな。母にプレッシャー与えてるんじゃないのかな。あのお姉さん。どうも気になる。
トイレから出たら今度は立つ練習をするとのこと。装備を付けて行うようです。すれ違った時に言語聴覚士の方が、それやるの?と一瞬怪訝な感じだった。
素人の私でもまだ母には早いんじゃないの?と思ったけど、このサポートを付けて立たせてみたら、少しの支えて立ててました。
記念にパチリ。
こんな風に自分で立てて少しでも歩けたら・・・と思わず思ってしまった。
本人はこれが限界で疲れ果ててたので、今日はこれでおしまい。車椅子に座るとすぐに目を閉じていつでも寝れる体制に入ってしまいました。
こんなことぐらいで疲れ果てちゃうんですよね。
でも頑張った。少しずつ少しずつ良くなって行くのを見るのは嬉しいな。
ベッドに戻るとすぐに寝に入る状態だったので、私はそのまま帰って来ました。
「ジジにあんまり冷たくしたら可哀想だよ!」と釘を刺してみたら、だって見るとイライラするから。と、またイライラ発言^^;;
大丈夫かな、あの夫婦〜