個人事業主になってから16年目。毎月5万円ずつ小規模企業共済に掛け続けています。
本当は頑張って定年(65歳)まで掛け続け、65歳以降は年金払い(分割払い)にしようかと思ってたんですが・・・。
という話を以前に書きましたが、小規模企業共済の中の人と話していたら、やはり一旦、事業を廃業しようと思うに至りました。
廃業しようとした理由はこちら↓↓
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小規模企業共済を解約検討中!廃業しようかな・・・
私は個人事業主として開業した年からずっと小規模企業共済を掛け続けてるんですよね。 当初は、65歳まで掛け続けて、年金払い(分割払い)にしてもいいかなーと思ってたんだけど、そもそも掛け続ける意味あるのか ...
ちなみに、小規模企業共済の電話は今とても混み合っていて待ってるだけで料金も掛かるので、メールで質問内容を軽く書いて送れば翌日午前中に折り返し電話くれます。その方がスムーズだと思います^^(2回別々の質問でメールして、2回とも翌日午前中には電話くれた)
解約手当金はいくら?
確認されている2020年11月分までで、元本は約850万円。解約手当金として戻ってくる金額は943万円。
いくら増えたかというと、93万円増えた事になりますね。
元本850万円で考えると、10.9%増えました。
掛け金を払い出してから3年目から1.5%の利息が付いて複利計算されるようです。それでもこれだけ増えてるんだから、ほんと複利って素晴らしい!!
そして今でこそ扶養になってるけど、4年前ぐらいまでは稼いでいたいので、60万円まるまる所得控除に使えたのも利点!「利率1.5%で運用」と合わせると、かなりお得なのが分かります!
儲かってる事業主は小規模企業共済は是非やっておくべき!!
退職控除
解約手当金は事業を廃業する場合は、退職一時金として払われるので、退職控除が使えます。
1年で40万の退職控除があるようで、15年×40万円=600万円の控除が使えます。
943万円-600万円=343万円。この金額の1/2を所得として所得税を出すようです。
この場合は所得税26万円になり、実際に受け取るのは、920万円ということになるのかな!?^^;;
退職一時金もらうと扶養から外れる?
私の一番の問題は、共済の解約手当金を受け取った年は、所得が増えて扶養から外れてしまうのではないか?という疑問です。
退職一時金は、一時的な収入なのだから、大丈夫だろうと思いつつ、万全を期して聞いてみた次第です^^;;
結果は、やはり一時金だし所得税は既に引かれて振り込まれるし、確定申告の必要は無しでした^^
ただし、他の所得と相殺しようと敢えて確定申告してしまうと、所得としてみなされてしまうので扶養から外れてしまうのは必須です。
分離課税は敢えて確定申告しないということが大事だと今回分かりましたw(株の損益通算も同じ考え)
廃業時期はいつがベストか?
と言うことで、共済金を受け取っても何も問題ないことが分かったので、一旦事業を廃業してお金を受け取ろうと思います。
ちなみに廃業時期はいつがベストか?これも相談してみました。
小規模企業共済の中の人の話だと、1年ごとの退職控除を考えたら、契約開始月を過ぎてすぐに解約が少しお得になるとのこと。
退職控除は契約開始月を過ぎると40万円付くので、40万円ついてすぐにやめる方がまあお得ですよね。
あと事業的な廃業は年末がベストみたいなので、ちょうど小規模企業共済の契約開始月も11月だし、事業廃止は12月にしようかなと考え中です。
今年いっぱいは事業は継続し、年末に廃業。翌年に共済金が入金されるという感じですね。
まとまったお金が自由になるので、楽しみでもありますw
減額して掛け続けるのはどうか?
追記です。これも一応書いておこうと思います。
共済金を捻出するのが難しくなった場合、減額して続けるという手もあります。
私は毎月5万円の設定にしてますが、それを2万円に減額するとしましょう。
するとどうなるかと言うと、5万円のうち継続する2万円は今までと同じように過去の分も運用され続けますが、減額した3万円はその時点で運用ストップしてしまうのです。
ざっと計算して、3万円×170ヶ月=510万円が無利息でそのまま置いてあるだけの状態になります。これはもったいなさ過ぎです。
なので私は減額という手段をとらずに解約することに決めました。
小規模企業共済を解約するとすぐには再契約出来ない
ちなみに一度廃業して解約手当金として共済金をもらうとしましょう。その後、1年を経たずして開業したとします。そして小規模企業共済にまた入り直すとなると、問題もあるようで、下手をすると過去の廃業による解約一時金が減額されるかも!?しれません。
なので1年間は開けた方がいいみたいです。1年開けたら再度小規模企業共済に加入することが出来ると言ってました。(2021年1月時点)
でももし開業したとしても、相当儲けが出ない限り、もう小規模企業共済にお世話になることはないかな~。